カルバトールはてんかん治療に使用されるお薬で、テグレトールのジェネリック医薬品となりますが、この薬は厚労省の認可がおりておらず、先発医薬品のテグレトールは認可されています。少しでも早く認可されて安く買いたいですよね。

神経的異常を抑えるカルバトールと若年性ミオクロニー

部分発作には、感覚発作や部分的な運動の発作などを引き起こす単純部分発作と一時的な意識喪失と自動症を伴う複雑部分発作があります。
全般発作には、三大全般発作と呼ばれる強着間体発作、欠伸発作、ミオクロニー発作の他に、スパズムと呼ばれ子供に発症する点頭発作や全身の力が抜け卒倒する脱力発作などがあります。
強着間体発作は、意識喪失に加えて全身を硬直させる強直症状と全身を震える様に痙攣させる間代症状を発現する発作です、
欠伸発作は、突然一時的に数秒~数十秒意識を喪失する単純欠神発作や単純欠伸発作に加えて他の症状が発症する複雑欠神発作があります。
ミオクロニー発作は、1秒にも満たない短時間に痙攣性の不随意運動が顔面や四肢、体幹に起こるてんかん性の発作であり、発作を誘引する要因としては光による刺激や脳の機能障害などが様々あります。
ミオクロニー発作は、小児期~思春期に発症する若年性ミオクロニーの頻度が高く、一般的には精神運動発達遅滞や神経的異常などの症状は発現しませんが、稀に前頭葉機能障害や人格障害などを発症するケースがあります。
若年性ミオクロニーは、部分発作の第一選択薬であるカルバトールを投与すると発作症状を悪化させるケースがあり、カルバトールは欠神発作や失立発作の発作症状も悪化させるので注意が必要です。
又、ミオクロニー発作は、側頭葉の神経的な部位の複雑部分発作と診断され、不必要なカルバトールやフェニトイン等を処方されるケースもあるので注意が必要です。
若年性ミオクロニーの治療には、鎮静作用により神経的な異常を抑制するカルバトールではなく、人間の脳の神経伝達物質であるGABAの作用するバルプロ酸ナトリウムが用いられています。